MyASPとUTAGEを併用する
役割分担と連携設計
乗り換えずに併用する場合、顧客情報・メール・LINE・販売ページをどちらで管理するかを先に決めます。二重管理を防ぐための役割分担を解説します。
ツール選びにおいて、この悩みを持つ方は非常に多いです。
しかし、実は第一線で活躍するトップマーケター達が辿り着いている一つの「答え」があります。
一見「毎月のツール代がもったいない」と思うかもしれません。しかし、一方に統一する移行コストや機能差を考えると、役割を明確にした併用が合うケースもあります。
今回は、MyASPとUTAGEを併用する具体的なメリットと、プロが実践している使い方・連携方法を徹底解説します。
なぜ「乗り換え」ではなく「併用」なのか?(戦略的背景)
MyASPとUTAGEは、そもそも作られた目的(得意分野)が異なります。プロは以下のように両者を明確に使い分けています。
| 比較項目 | UTAGE | MyASP |
|---|---|---|
| LP・ファネル構築 | ページビルダーとファネル管理 | LP作成機能とシナリオ連動 |
| オートウェビナー | 標準機能で対応 | イベント・ウェビナー機能や外部ツールで運用を設計 |
| LINE連携 | ファネルと組み合わせて運用 | 顧客データとシナリオを組み合わせて運用 |
| メール配信環境 | 契約プランの仕様を確認 | パーソナル以上は専用サーバー環境。到達率は運用条件にも左右される |
| 決済連携 | 公式の現行対応先を確認 | 複数の国内決済代行と連携。対応先は公式で最新情報を確認 |
| アフィリエイト機能 | 公式の現行仕様を確認 | 自社アフィリエイトセンターを構築可能 |
| 会員サイト | コース・レッスン管理に対応 | 会員ページ、権限管理、メディア管理に対応 |
併用ユーザーの具体的な使い方(3つの鉄板パターン)
では、実際にどのように2つのツールを組み合わせて使っているのか、具体的なユースケースをご紹介します。
🛡️ LINE垢BAN対策 & メルマガ同時登録(リストの保全)
現在、UTAGEを使ってLINE中心のローンチやステップ配信を行うのが主流です。しかし、LINE公式アカウントには常に「アカウント凍結(垢BAN)」のリスクがつきまといます。
そこで、UTAGEの登録フォームで「LINE登録」と「メールアドレス登録」を同時に促し、取得したメールアドレスを裏側でMyASPに自動転送する仕組みを作ります。
これにより、万が一LINEが使えなくなっても、MyASP側に安全に保管された顧客リスト(メールアドレス)に対して、引き続きアプローチが可能になります。
🔄 UTAGEで新規獲得 → MyASPで長期フォロー
UTAGEの強力な「ファネル機能」を使って、フロントエンド商品(低単価商品)やバックエンド商品(高単価商品)の販売を自動化します。そして、ファネルを通り抜けた(購入した、あるいは購入しなかった)ユーザーの情報をMyASPに連携します。
🚀 UTAGEの役割
広告からの集客、LPでのオプトイン、ウェビナー視聴、ワンタイムオファーでの単価アップまでを全自動で行う。
🛡️ MyASPの役割
獲得したリストに対して、日々のメルマガ(日刊メルマガ)を配信し、長期的な信頼関係を構築。定期的なイベント告知はMyASPから一斉送信。
🤝 アフィリエイトセンターはMyASP、LPはUTAGE
自社商品を紹介してもらう「アフィリエイト機能」は、老舗であるMyASPの方が細かな設定(紹介報酬の柔軟な設定や、ティア制など)ができ、アフィリエイターにとっても使い慣れているケースが多いです。
そのため、アフィリエイトの管理・計測はMyASPで行い、アクセスが集まる先のランディングページ(LP)や会員サイトは、デザイン性が高く動画も置けるUTAGEで構築する、という使い分けも人気です。
🛡️ MyASP
アフィリエイトセンター運営、紹介報酬計測、ティア報酬管理、アフィリエイター管理
🚀 UTAGE
高デザインなLP構築、動画埋め込み会員サイト、ウェビナーページ
【図解】UTAGEからMyASPへ顧客リストを自動連携する方法
「2つのツールを使うと、顧客の登録作業が2度手間になるのでは?」と心配する方もいるでしょう。WebhookやMyASPの外部システムへの連動登録を使える構成なら、登録作業を自動化できます。実際の送信項目と対応方法は両サービスの現行仕様を確認し、テスト登録を行ってください。
Webhook連携の全体フロー
お客様がUTAGEのLPにアクセス
広告やSNSからファネルのLPに誘導し、メールアドレス(+名前)を登録フォームに入力してもらいます。
UTAGEのシナリオに読者登録される
UTAGE側でのステップ配信(LINE+メール)が自動的にスタートします。
Webhookが裏側で自動発火
UTAGEのアクション設定に仕込んだWebhookが、入力データ(名前・メールアドレスなど)をMyASPに送信します。
MyASPのシナリオに自動登録完了
MyASP側でもステップメール配信がスタート。お客様は何も意識せず、2つのシステムに同時登録されます。
Webhook連携の具体的な設定ステップ
🛡️ STEP A:MyASP側の準備
- MyASPで読者を登録したいシナリオ(例:メルマガ本登録シナリオ)を作成します。
- そのシナリオの「登録フォーム設定」を開き、「確認画面をスキップする」にチェックを入れます(Webhookデータの受信に必須)。
- UTAGEから受け取りたい項目(名前、メールアドレスなど)を登録フォームに設定し、フォームのURLを控えておきます。
🚀 STEP B:UTAGE側のファネル設定(Webhook)
- UTAGEで集客用のLP(ファネル)を作成し、登録フォーム要素を配置します。
- フォームの「登録後のアクション」設定を開きます。
- アクション設定で「Webhook連携」(またはMyASPシナリオ連携)を選択します。
- 送信先URLにMyASPの登録フォームURLを入力し、置き換え文字を使用して、UTAGEで入力された情報をMyASPのフォームに裏側で送信する設定を行います。
✅ これだけで、お客様がUTAGEのLPから登録した瞬間に
MyASPにも自動的に読者登録され、ステップメールが即スタート!
まとめ:併用は役割と総コストで判断する
MyASPとUTAGEを両方契約した場合の月額コストを確認しておきましょう。
まだビジネスの売上が立っていない初心者にとっては、少しハードルが高いかもしれません。しかし、既存の導線を止めずに段階的に移行したい方には、この併用設計が選択肢になります。ただし、月額費用と二重管理の負担が増えるため、担当範囲を決めてから導入してください。
それぞれの得意領域を分けて運用し、
ワンランク上の自動化ビジネスを構築しましょう。
「どちらが良いか?」ではなく「どう組み合わせるか?」
この視点を持てるかどうかが、ビジネスの次のステージへの分岐点です。
※ 料金は2026年4月時点の税込価格です。最新の料金は各公式サイトでご確認ください。
※ 本記事は「メルマガ・LINE配信スタンド 徹底比較レビュー集」シリーズの一部です。