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実践:定例連絡・顧客フォロー

毎月10日・月末に、
定例メールを届ける。

「30日後」ではなく、カレンダーの日付に合わせる。MyASPのフリー項目・配信後コマンド・グループ移動の実設定と、業務での活用例。

仕組みの要点:登録日とは別に配信の基準日時を用意し、次回の日時へ更新してから、次の配信予約へつなげます。月末の変化と途中登録を考え、同じ案内を定例で届ける設計です。

著者:井上貴之(MyASP認定パートナー)|更新日:2026年10月15日

毎月10日・月末の10時に、同じ案内を繰り返し届けたい

顧客への定例連絡を、毎月決まった日に送る。単純な作業ですが、対象者を選び、本文を貼り付け、配信を予約することを毎回続けると、忘れや取り違えが起きやすくなります。

2026年7月25日のメルマガでは、私が顧客向けフォローの仕組みを作る中で、フリー項目基準の配信・有効期限・ステップメールグループを組み合わせ、毎月10日と月末の指定時刻に送る構成を作ったことを紹介しました。無料メルマガシナリオを使った実践です。

その後、実際の月次・年次シナリオの設定を読み取り、この記事へ反映しました。ポイントは、初回の案内と継続の案内を分け、配信の基準日と次のグループをセットで引き継ぐことです。

実設定と応用例について

今回参照した月次シナリオは、4月・12月が10日、ほかの月が15日の10時に送る構成です。以下では、その設定例を具体的に紹介し、毎月10日や月末へ応用するときの考え方を説明します。確認したメールでは、有効期限の変更は使われていません。7月の原稿にある構成と、今回確認した設定を混同しないように整理しています。

どんな業務に使える?

向いているのは、送る日と、毎回案内する内容の骨格が決まっている業務です。毎月のニュースをその都度書くメルマガより、提出依頼や確認事項のような定例連絡で活用しやすくなります。

元の実践は、保険関連の顧客フォローでした。月ごとの定例案内と、顧客ごとの年1回の案内を組み立てています。以下は、その考え方をほかの業務へ応用した利用例です。導入先の実績を示すものではありません。

税理士・経理代行

毎月10日に領収書や売上資料の提出を依頼。月末に、翌月の準備事項と提出先を案内します。提出済みの方を除く場合は、提出状況の記録と条件設定も必要です。

店舗向けの運用支援

10日に今月のキャンペーン情報の提出を依頼し、月末に翌月の営業時間・休業日の確認を送ります。情報を集めるフォームのURLも共通化できます。

研修・会員コミュニティ

10日に今月の課題や参加フォームを案内。月末に振り返りと翌月の予定を送ります。会員サイトを使う場合は、記事の公開時期もメールに合わせます。

保守・継続サポート

10日に点検項目や利用状況の確認、月末に翌月の対応希望を案内します。請求額や契約内容が毎回変わる場合は、その情報の更新も別途必要です。

メール本文は「毎月そのまま使える部分」を中心にする

10日の案内文の例

今月の確認資料をご提出ください。提出する項目と送信先は、下記フォームから確認できます。すでにご提出済みの場合は、行き違いをご容赦ください。

「2026年11月分」のような年月を本文へ固定すると、翌月も同じ表記で送られてしまいます。月ごとに変わる箇所は更新するか、公式の置き換え文字を確認して扱います。配信を繰り返す設定と、本文の情報を最新に保つ作業は別です。

「30日後」では、毎月10日・月末にはそろわない

月には28日・29日・30日・31日があります。「前のメールから30日後」を繰り返しても、カレンダー上の固定日にはそろいません。月末は翌月1日の前日として考えると、月ごとの違いを整理しやすくなります。

目標とする配信予定の例(各日10:00)
対象月10日の案内月末の案内
2026年11月11月10日11月30日
2026年12月12月10日12月31日
2027年2月2月10日2月28日
2028年2月2月10日2月29日

この表は、目指す日付を示すものです。MyASPで予約された実測結果ではありません。「月末だから31日を指定する」「月末日へ1か月を足せば、翌月も月末になる」とは決めつけず、実際の予約日で確認します。

休日を避けて前営業日に送りたい場合は、単なる月末配信とは別の要件になります。土日祝日の扱いも先に決めておきましょう。

組み合わせる三つの機能

1.日付フリー項目で、登録日とは別の基準日を持つ

公式ヘルプでは、日付を保存したフリー項目を使い、その日付を基準にステップメールを送る方法が案内されています。登録日が人によって違っても、同じ基準日を入れることで予定をそろえられます。

入口は、対象シナリオの「登録項目」です。配信用の日付項目を用意し、メール編集画面の「配信スケジュール → 配信時期」でフリー項目基準の指定を選びます。たとえば基準日が2026/11/10なら、その日10時を目標として配信時期を設定し、予定に反映された日時を確認します。

登録項目を後から追加しても、既存読者の値は自動では埋まりません。新規登録用の初期値と、既存読者に保存されている値を分けて確認してください。公式:指定日時にステップメールを送る方法

2.配信後コマンドで、次の基準日を用意する

メールの編集画面にある「配信後に実行するコマンド」では、フリー項目の値も変更できます。今回の月次設定では、「配信基準日」という項目へ、次の月の1日を固定値としてセットしていました。

たとえば1月の案内を送った後は「2月1日」、12月の案内を送った後は「1月1日」に書き換える構成です。メールを送り終えたことを、次回の準備につなげています。公式:配信後に実行するコマンド

3.グループ移動で、次の配信を予約する

ステップメールグループを切り替えると、移動前グループの未配信予約が解除され、移動先のメールが新たに予約されます。公式には、最後のメールから先頭へ戻して繰り返すループ配信も説明されています。

ここで大切なのは、「もう一度予約する」だけでは、来月の予定にはならないことです。参照する基準日時を次回分へ進め、グループ内の未送信メールへの影響を確かめたうえで、次の予約へつなぎます。公式:ステップメールグループの仕組み

実設定の例:初回の振り分けから、翌月のグループへ

月次のシナリオでは、「本登録中」の初回案内と、1月〜12月の継続案内グループを分けていました。最初の案内を送った後、その次の月から継続用グループで回す構成です。

手順1.登録月と、継続配信の基準日を別の項目にする

「シナリオ管理メニュー → 登録項目」で確認した、配信用の項目は次の二つです。項目番号は参照先での例なので、自分のシナリオでは空いている項目を割り当てます。

初回の振り分けと、次回の日付に使う項目
項目の例形式・値役割
free6:登録月を選択必須のプルダウン。「1月1日」〜「12月1日」の12候補初回に送るメールの対象月を判定する
free7:配信基準日隠しデータ。初期値は「1月1日」継続案内の日付計算に使い、配信後に次の月の値へ書き換える

ここでいう登録月は、MyASPの登録日時から自動取得した値ではなく、別途用意した選択項目です。また、free7の初期値だけで途中登録の処理が完成するわけではありません。初回メールによる基準日のセットまで含めて設計します。

手順2.初回は、登録月の条件で対象メールを選ぶ

確認した4月の初回案内は、配信条件が「登録月を選択=3月1日」。配信時期は「フリー項目の○ヶ月後+日付指定」で、登録月を基準に「1ヶ月後・10日・10時0分」となっていました。

配信後は「配信基準日」に5月1日を固定値セットし、5月グループへ移動します。初回の4月案内を送り終えた人を、5月の継続案内へつなぐ流れです。初回案内には12か月分のメールがあり、月ごとの条件と配信日を分けていました。

手順3.継続案内は、基準日からの日数と次の移動先を組み合わせる

継続用グループの配信時期は「フリー項目の○日後の○時○分指定」です。参照項目は「配信基準日」、時刻は10時0分。基準日が各月1日なら、9日後が10日、14日後が15日になります。

管理画面で読み取った継続案内の設定例
月配信時期配信後の設定
1月配信基準日の14日後
10:00
free7=2月1日
2月グループへ移動
12月配信基準日の9日後
10:00
free7=1月1日
1月グループへ移動

この表は1月と12月の配信後コマンドまで確認した例です。4月は、一覧上で配信基準日の9日後10:00と確認しました。1月・12月のメールは、年を無視する設定が有効で、繰り返しは「1回のみ」でした。毎月の継続は、このメール自体の「毎年繰り返す」ではなく、日付の更新とグループ移動で組み立てています。

登録月で初回を選ぶ
次の月の1日をセット
翌月グループへ移動

毎月10日にそろえるなら

この構成を毎月10日へそろえる設計では、各月1日の基準日に対して、継続案内を9日後の10時へそろえます。初回の案内も10日に合わせ、配信後に次の月の1日をセットするように対応させます。配信時期だけでなく、条件・更新する値・移動先を一組で確認してください。これは確認した設定からの応用案です。

月末へ応用するなら、「翌月1日の前日」を基準に考える

月末分では、「配信したい月の翌月1日」を基準に持ち、その1日前に送る設計が考えられます。たとえば11月末の案内なら12月1日を基準にし、2月末なら3月1日を基準にします。公式ヘルプには、日付フリー項目の前後を配信時期に指定する方法があります。

ただし、今回参照した2シナリオで月末の月次ループを検証できたわけではありません。10日分と月末分を同じグループに置く場合は、10日分の直後に移動して月末分の予約を解除しないようにします。月末分の後にどの日付へ更新してどこへ移すか、2月・うるう年・年越しの予定まで、テスト環境で確かめてから運用します。

有効期限を使う別の構成を検討する場合

有効期限も、配信時期の基準や配信後の更新に使える機能です。ただし、今回確認した月次・年次メールでは変更設定は「変更なし」でした。月次配信に必須の機能として扱う必要はありません。会員サイトのログイン制御にも関係するため、既存の期限を使い回す際は、その影響を確認します。公式:ユーザーの有効期限 / 配信後の有効期限変更

年1回の案内は、別の繰り返し設定で管理する

もう一方の年次シナリオでは、「掛け金変更月1」というフリー項目を基準に、月ごとの案内と未回答者向けの確認メールを用意していました。確認した1月向けの案内では、年を無視する設定と「毎年繰り返す」が有効で、グループ移動・有効期限変更はありませんでした。

たとえば更新月が顧客ごとに違う保守契約の事前案内や、毎年の資料確認にも応用できます。全員共通の月次連絡と、顧客ごとの年次連絡を分けることで、それぞれの基準日と本文を管理しやすくなります。

運用前に確認する日付と、管理画面での見方

対象読者の「ユーザー一覧 → メール一覧 → 配信前ステップメール」を開き、メールの配信予定日と予約状態を確認します。本文プレビューやテストメールだけでは、繰り返し予約が正しく進むかまでは分かりません。公式:メール一覧(ユーザー別)

  • 途中登録:9日、10日の指定時刻前後、11日、月末の指定時刻前後で、初回をどう扱うか。
  • 月の日数:30日の月、31日の月、2月、うるう年で目標の月末になるか。
  • 年越し:12月の次が、翌年1月の予定になるか。
  • 次回予約:当月分を送った後、翌月分が一度だけ予約されるか。
  • 更新の影響:未送信分の消失、過去日時への変更による即時配信、会員サイトへの影響がないか。
  • 停止:配信解除や案内終了の後に、新しい月の予約が残らないか。

グループを同じグループへ戻す設定は、意図せず同じメールを繰り返す原因にもなります。ループの戻り先だけでなく、次回日時が未来へ進んでいるかを確認します。公式:同じメールが繰り返し送られるとき

どの配信方法を選ぶとよい?

毎月書き換えるニュースやキャンペーンなら、一括配信をその都度予約する方が運用しやすい場合があります。定型の案内を決まった日付に繰り返すときに、今回のような組み合わせを検討します。

毎週月曜日などの曜日固定は、曜日を指定するステップメールの設定例をご覧ください。年1回の誕生日・記念日案内には、日付フリー項目の「毎年繰り返す」を使う公式の方法もあります。月次ループと同じ設定にせず、用途に合う方法を選びます。公式:誕生日に毎年配信する方法

顧客への定例連絡を、仕組みに変える

まずは、毎月どんな連絡を手作業で送っているかを整理しましょう。配信日・対象者・本文が決まれば、MyASPでどこまで自動化するか判断しやすくなります。

ステップメールの基本設定を確認する

AIで原稿作成から設定まで進める方法 →

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毎週決まった曜日に配信する

講義とフォローを週のリズムに合わせる。

月額課金と会員サイトを連動する

決済・有効期限・閲覧権限の役割を整理。

MyASPをAIで操作する方法

設計した内容を入力・設定する作業へつなげる。

MyASPが自分に合うか無料診断

現在の状況と、作りたい仕組みから考える。

出典と確認範囲

井上貴之の2026年7月25日メルマガに記録した実践、本人指定の月次・年次シナリオの設定を読み取った結果、MyASP公式ヘルプをもとに構成。利用例は応用案であり、導入効果や削減率を保証するものではありません。

公式情報の確認日:2026年10月15日。管理画面の設定を読み取って確認したもので、実際の送信結果や翌月予約の動作を検証したものではありません。本番アカウントの設定変更・保存・テスト送信・メール送信は行っていません。