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Step Email 7 Sequence

ステップメール7通の基本構成|商品販売につなげるシナリオ例

ステップメールを7通で組む場合の基本構成を、登録直後・問題提起・原因理解・解決の考え方・具体策・商品案内・不安解消の順に解説。各メールの役割と書く内容を具体例つきで紹介します。

執筆:井上貴之(MyASP活用事例コンテスト4年連続受賞)

ステップメールは「7通」が正解ではない

ステップメールを作ろうとすると、

「何通送ればいいですか?」

という疑問が出てきます。

よく「7通のステップメール」という言い方を見かけますが、

7通が絶対の正解というわけではありません。

3通で十分なケースもあれば、10通以上必要なケースもあります。

大切なのは、

最終ゴールまでに必要な情報を、読者が理解しやすい順番で届けること

です。

ただし、初めてステップメールを作る場合、

「自由に作ってください」

と言われても難しいものです。

そこでこの記事では、商品販売を目的にする場合に使いやすい、

7通の基本構成

を紹介します。

これは完成形ではなく、

自分の商品に合わせて調整するための「型」

として使ってください。

7通構成の全体像

まず、全体を見てみましょう。

1通目
登録直後・約束した価値を届ける
↓
2通目
問題を明確にする
↓
3通目
原因を理解してもらう
↓
4通目
解決の考え方を示す
↓
5通目
具体的な方法を示す
↓
6通目
商品・サービスを紹介する
↓
7通目
不安を解消し、行動を促す

この順番のポイントは、

最初から商品を売らないこと

です。

まず、

「なぜこの問題が起きているのか」

「どう考えれば解決できるのか」

を理解してもらい、

その後で商品・サービスを紹介します。

1通目:登録直後|約束した価値を届ける

1通目の役割は、

「登録してよかった」と感じてもらうこと

です。

無料PDF、動画、チェックリストなどを約束して登録してもらったなら、まずそれを届けます。

1通目に入れたい内容

  • 登録のお礼
  • 約束した特典
  • 特典の使い方
  • 今後どんなメールが届くか
  • 次回予告

例

件名:

ご登録ありがとうございます|まずはこちらをご覧ください

本文イメージ:

ご登録ありがとうございます。
お約束していた「○○チェックリスト」はこちらからご覧いただけます。

このチェックリストでは、○○で失敗しやすいポイントを整理しています。

明日のメールでは、なぜ多くの人が○○でつまずくのか、その原因についてお話しします。

1通目でやらない方がよいこと

いきなり長い商品説明を始めることです。

登録直後の読者が求めているのは、

「申し込んだものを受け取ること」

です。

まず期待に応えましょう。

2通目:問題を明確にする

2通目では、

読者自身に「自分の問題」を認識してもらう

ことを目的にします。

例えば、

「メルマガを書いているのに商品が売れない」

という人向けなら、

単に「売れませんよね」と言うのではなく、

  • 毎回その場でメールを書いている
  • 商品紹介が突然始まる
  • 登録後の教育導線がない

など、

「自分にも当てはまる」

と思える状況を示します。

2通目に入れたい内容

  • よくある悩み
  • 具体的な失敗パターン
  • なぜ放置すると困るのか
  • 次回、原因を説明する予告

件名例

なぜ、メルマガを書いても商品が売れないのか?

または、

多くの人が○○でつまずく3つのパターン

3通目:問題の「原因」を理解してもらう

問題に気づいたら、次は原因です。

ここで読者の認識を変えます。

例えば、

「売れないのは文章が下手だから」

と思っている人に、

「文章力だけではなく、読者の理解順序に問題がある」

と説明します。

この「認識の変化」が重要です。

3通目に入れたい内容

  • 問題が起きる本当の原因
  • よくある誤解
  • 間違った対処法
  • 原因を理解すると何が変わるか

件名例

売れない原因は「文章力」ではありません

ポイント

3通目では、

「今までのやり方が全部間違っている」

と否定する必要はありません。

むしろ、

「こういう理由でうまくいきにくかったのです」

と説明すると、読者は理解しやすくなります。

4通目:解決の「考え方」を示す

原因が理解できたら、

では、どう考えればよいのか

を伝えます。

ここではまだ商品を前面に出しません。

例えば、

「商品を売る前に、読者に必要性を理解してもらう」

「メールを単発で考えず、全体の流れとして設計する」

という考え方を伝えます。

4通目に入れたい内容

  • 正しい考え方
  • 解決の方向性
  • 全体像
  • 今までとの違い
  • 次回は具体策を説明すると予告

件名例

売る前に「理解してもらう」仕組みを作る

4通目の目的

この段階で読者に、

「なるほど。だから今までうまくいかなかったのか」

と思ってもらうことです。

5通目:具体的な方法を示す

ここでは、

実際にどうすればよいのか

を具体化します。

例えば、

無料プレゼント
↓
ステップメール
↓
動画説明
↓
商品案内

という流れを紹介します。

5通目に入れたい内容

  • 実践手順
  • 具体例
  • Before / After
  • チェックリスト
  • 簡単なテンプレート

件名例

○○を自動化する4ステップ

または、

私なら、まずこの順番で作ります

重要なポイント

5通目で、

「自分でもやってみよう」

と思える程度まで具体化します。

そのうえで、

「ただし、実際に作るには○○が必要です」

という流れから次の商品紹介につなげることができます。

6通目:商品・サービスを紹介する

ここで初めて、商品やサービスを本格的に紹介します。

重要なのは、

突然売り始めないこと

です。

ここまでのメールで説明してきた解決方法を実行するための、

具体的な選択肢

として商品を見せます。

6通目に入れたい内容

  • 商品・サービスの概要
  • 誰向けか
  • 何ができるのか
  • どんな悩みを解決するのか
  • どんな人には向いていないか
  • 詳細ページへのリンク

件名例

ここまでの仕組みを自分で作るのが難しい方へ

または、

○○を実現するための具体的な方法

商品説明で意識したいこと

「すごい商品です」

だけではなく、

読者がここまで理解してきた課題とどうつながるのか

を説明します。

例えば、

ここまで、販売前の教育導線が重要だとお伝えしてきました。
ただ、実際にシナリオを作り、配信システムへ設定するところで手が止まる方も少なくありません。
そこで○○では……

という流れです。

7通目:不安を解消して行動を促す

商品に興味を持っても、

「本当に自分に合うのか」

「難しくないか」

「今申し込むべきか」

と迷う人はいます。

7通目では、この迷いに答えます。

7通目に入れたい内容

  • よくある質問
  • 向いている人
  • 向いていない人
  • 不安への回答
  • 判断材料
  • 最終CTA

件名例

「自分にもできるでしょうか?」という質問について

または、

迷っている方へ|最後に確認してほしい3つのこと

CTAは明確に

最後は、

  • 商品詳細を見る
  • 個別相談へ申し込む
  • 動画説明会を見る
  • セミナーへ参加する

など、

次に何をしてほしいのか

を1つ明確にします。

7通を一覧にするとこうなる

通数 役割 主な内容 読者の変化
1通目 約束を守る 特典・案内 安心する
2通目 問題認識 悩み・失敗例 自分の課題に気づく
3通目 原因理解 本当の原因 認識が変わる
4通目 解決方向 考え方・全体像 解決できそうと感じる
5通目 具体策 手順・方法 自分にもできそうと思う
6通目 商品理解 商品・サービス 選択肢として検討する
7通目 不安解消 FAQ・判断材料 行動を判断する

この表を先に作ってから、各メールを書くと進めやすくなります。

7通すべてを「毎日」送る必要はない

7通という構成と、

「7日間毎日送る」

は別の話です。

配信間隔は商品や目的によって変わります。

例えば、

短期間で関心が高いケース

1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目

高額商品で少し間を空けるケース

登録直後
1日後
2日後
4日後
6日後
9日後
12日後

セミナー申込みの場合

申込み直後
3日前
前日
当日朝
1時間前
終了直後
翌日

重要なのは、

7通という数字ではなく、読者が必要とするタイミング

です。

3通・5通・10通でも問題ない

7通はあくまで基本モデルです。

3通向き

  • 簡単な案内
  • 購入後フォロー
  • セミナー直前リマインド

5通向き

  • 比較的シンプルな商品
  • 低〜中価格の商品
  • すでに関心が高い読者

7通向き

  • 一定の教育が必要
  • 無料プレゼントから商品販売へつなぐ
  • コンサル、講座、デジタル商品

10通以上向き

  • 高額商品
  • 検討期間が長い
  • 複数の教育テーマが必要
  • 複雑なサービス

通数ではなく、

ゴールまでに必要な理解の数

で決めてください。

7通構成を自分の商品に合わせる方法

この型をそのまま使うのではなく、自分の商品に合わせて置き換えます。

例えば、オンライン講座なら、

1通目: 無料教材

2通目: 独学で失敗する原因

3通目: 学習が続かない本当の理由

4通目: 成果につながる学習設計

5通目: 具体的な学習ステップ

6通目: 講座案内

7通目: 受講への不安解消

という形にできます。

個別相談なら、

1通目: 資料

2通目: よくある経営課題

3通目: 問題が長期化する原因

4通目: 解決の考え方

5通目: 改善事例

6通目: 個別相談案内

7通目: 相談前の不安解消

という形です。

商品を売らないステップメールにも応用できる

この7通構成は商品販売だけではありません。

例えば、ウェビナー参加をゴールにする場合は、

6通目を「ウェビナー案内」

7通目を「参加への不安・日時確認」

に変えられます。

購入者向けなら、

2通目以降を、

  • 初期設定
  • 使い方
  • よくあるミス
  • 活用方法
  • 応用
  • FAQ

に置き換えられます。

大切なのは、

各メールに役割があること

です。

7通を書く前に作っておきたい表

実際に本文を書く前に、次の表を埋めてみてください。

通数 テーマ このメールの目的 CTA
1
2
3
4
5
6
7

さらに、

「このメールを読んだ後、読者にどうなっていてほしいか」

も書くと、より設計しやすくなります。

7通構成でよくある失敗

1.毎回商品を紹介する

7通すべてで売り込む必要はありません。

前半は理解・教育、後半で商品案内という役割分担を意識します。

2.1通に内容を詰め込みすぎる

1通1テーマを基本にします。

3.前後のつながりがない

各メールが単独で良くても、全体としてつながっていなければシナリオになりません。

4.商品紹介が突然始まる

5通目までの内容と6通目の商品がつながっているか確認します。

5.最後のCTAが複数ある

最終メールで、

「商品購入」 「無料相談」 「別の記事」 「SNSフォロー」

を同時に案内すると、読者が迷います。

最終ゴールを1つに絞りましょう。

7通は「完成形」ではなく「たたき台」

最初のステップメールは、

完璧でなくても構いません。

まず7通の型を使って、

  • 読者
  • 現在地
  • ゴール
  • 必要な理解
  • 商品提示
  • 最終CTA

を整理します。

その後、

開封状況
クリック状況
商品ページへの遷移
申込み

を見ながら改善します。

例えば、

3通目でクリックが急に落ちるなら、内容や件名を見直す。

6通目の商品ページは見られているのに申込みがないなら、商品説明や7通目の不安解消を見直す。

というように改善できます。

次は「配信システム」を選ぶ

ここまでで、

  • ステップメールとは何か
  • 作り方
  • シナリオ設計
  • 7通の基本構成

まで整理できました。

次に必要なのは、

このシナリオを実際に自動配信する仕組み

です。

ステップメール配信システムを選ぶときは、

単に「メールが送れるか」だけではなく、

  • 配信タイミング
  • セグメント
  • 顧客管理
  • 決済
  • 会員サイト
  • LINE連携
  • 外部サービス連携

など、

自分の販売導線に必要な機能まで確認する必要があります。

次の記事では、

「ステップメール配信システムおすすめ比較|選び方と必要な機能を実務目線で解説」

として、

どんな基準でシステムを選べばよいのかを整理します。

7通のシナリオができたら、次はそれを自動配信するためのシステム選びです。

→ 次の記事:「ステップメール配信システムおすすめ比較|選び方と必要な機能を実務目線で解説」